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http://engan.cmes.ehime-u.ac.jp/index.html

宇和海・北海道水温情報システム

 水温計を装備したブイと,データ受信及び解析装置からなるシステム.ブイにより測定された水温はオーブコム衛星を経由してインターネットで受信装置まで送られます。

 この水温データは解析装置で解析後,ほぼリアルタイムの水温情報としてインターネットで一般公開され,宇和海の環境変動の研究や養殖漁業などの実用にも供されています。

水柱ロボット(ROV)システム

(Seabotix社 LBV-150)

最新の小型軽量水中ロボットシステムです。

一般的な光学カメラによる水中探査だけではなく、透明度の低い沿岸域に適応するために超音波による画像撮影装置(中段のBlueview社 音響カメラP900-90、下段が音響カメラによる画像)を装備しています。

また、マニピュレータと対応する試料採集装置により、ピンポイントでの試料採集が可能です。(例えば、海底から湧き上がる地下水の採集など)

その他に、計量魚群探知機と組み合わせて運用することにより、魚群探知機によりモニタリングされた魚や藻場の種類を特定することが可能です。



計量魚群探知機システム
(ソニック社 KCE-300)

最新の小型軽量の計量魚群探知機です。

38kHzと120kHzの2種類の超音波を用いて、海中の魚群量や魚のサイズ・密度、藻場の密度などを連続的に測定することが可能です。

 これまで魚など高次栄養段階の生態系の調査には、手間とコストのかかる漁網による観測が主体でした。
 最近、魚の生物量を定量的に観測できる計量魚群探知機システムが実用化され、これまで不可能だった高次生態系の広域高頻度観測が可能になり、魚の資源量調査や生態系モデルの校正用データの取得に大きな期待がもたれています。

クラスタ計算機システム

(SGI社 クラスタ計算機システム)

 大規模な数値シミュレーションを行うために、多数のCPUコア(116CPU)を搭載した並列計算機システムです。

東シナ海、瀬戸内海を対象とした高解像度の3次元海洋物理・生態系・物質循環シミュレーション、難分解性有機汚染物質(POPs)の動態シミュレーション、海上風のシミュレーションなどに利用されています。

その他

流速計
 ・ADCP(超音波ドップラー流行流速計)
水温計
 ・Compact CT
 ・Hobo Temp
クロロフィル計
 ・Compact CLW
クロロテック
 ・ACL208-PDK
曳航式クロロテック
 ・ポータブルCST計
溶存酸素計
 ・JFEアドバンテック社 小型メモリDO計 RINKO I
採水器
 ・バンドン採水器
 ・JFEアドバンテック社 自立型採水システム 多筒採水器付きCTD(2.5Lニスキン採水器10本掛け)

他多数
(c)2003 Division of Environmental Dynamics, CMES, Ehime Univ.